TBSテレビ事業局事業部の2009年度の推移と2010年度の対応は次の通り。
▽2009年度=下期は昨年ニューヨークで上演し赤坂ACTシアターで今年1月〜3月に凱旋公演を行った「TALKLIKE SINGING」(主演=香取慎吾、作・演出=三谷幸喜)が成功。TBS事業局の単一公演では最高の6万5千人を記録した。赤坂ACTシアターでは、一昨年に続き「夜会」(主演=中島みゆき)や、ブロードウェイミュージカル「ファニー・ガール」、劇団新感線「薔薇とサムライ」が大きな話題を呼び、オープンから約80万人の動員。赤坂ACTシアター以外の会場では、東京ドームで韓流4大スターが出演した初のイベント「韓流フォアーカード」は大きな話題となった。赤坂BLITZは好調な動員を維持し、オープンから約50万人の動員となった。また、コンサート系では、「AC/DC」、「シェリルクロウ&ジャクソンブラウン」、「ボブディラン」など大物アーティストの公演を行った。
▽2010年度=テレビ局ならではの企画チャレンジとして、映画・ドラマと連動した作品に挑戦している。ドラマティックライブステージ「IRIS」や、舞台「おくりびと」、「余命1ヶ月の花嫁」、「タンブリング」など、積極的にチャレンジしていく。また、2008年度大きな話題を呼んだ中村勘三郎主演「赤坂大歌舞伎」の第2回目。TBS事業初めての板東玉三郎との「牡丹亭」は上海万博招聘作品の日本凱旋公演。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」の日本語版は、ブロードウェイキャストとの競演と新たな試みにチャレンジする。赤坂BLITZ、横浜BLITZともにコンサートだけでなく新たなジャンルのライブへの挑戦も積極的に行っていく。
(全文は2010/6/16発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)