ニッポン放送の磯原裕社長はじめ幹部は9日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
▽磯原裕社長=決算は残念ながら赤字となった。下期厳しい状況が続き、放送外収入増に努めたがリカバリーできなかった。今期は一般企業で明るい兆しが見えるが、当社も4、5月と利益を確保してスタート、黒字にしたい。
4月レーティングは前回と同じ1・0%だが、属性、車、千葉、神奈川で首位。ナイターも良い結果だった。首位を目指し6月28日に30・4%と大幅改編を実施する。リスナーの本物志向、生活、メディアとの接触の変化などに対応したダイナミックな大型ワイドを編成する。
社長を退くことになったがライブドア事件でLFの立場が変わった時点での就任。在任中はデジタルへの進出、放送と通信の融合が実際に次々と実現。、コミュニケーションツールも変化し、そのスピートも早まってくる。ラジオ営業は平成13年から減少傾向にあるが、売上NO1は維持できており、社員には感謝している。村山創太郎社長、宮本専務、松村取締役など新体制でスタートする。皆さんの支援、協力に感謝するとともに、今後も協力していく。
▽大沼渉常務=スポットは4.5月と前年をクリアした。新ワイドにも新しい銘柄が入った。
放送本部長として2年間、飛躍はできなかったが道筋はつけたと思う。7月改編に期待している。
▽宮本幸一常務=新規事業の一環としてウマニティの第3者割当増資を引き受け、11・3%の株式を所有する。
▽森谷和郎取締役=総務省のラジオ研究会報告で方向性が出された。真剣に議論していただき感謝している。
(全文は2010/6/11発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)