TBSラジオの加藤嘉一社長はじめ幹部は15日の記者会見で、現況と対応について要旨次のように語った。
▽加藤嘉一社長=東日本大震災発生から3ヶ月が経過した。政治が混迷し経済も停滞する中、電力不足が深刻化する夏を目前に、メディアとして、また一民間企業として、社全体が一層の緊張感と危機感を持たなければならない。被災地の本格的な復旧復興はこれからであり、原発事故の収束も見えない状況で、震災に係る情報提供には今後も継続して注力していくことになる。一方で3ヶ月が経過した今、「この3ヶ月間、我々がメディアとして貢献できたことは何だったのか?欠けていたことは何だったのか?」といったことについて、一度歩みを止めて検討すべき時期に立っているとも考え、編成を中心に全社的な検証作業を今月中に行うよう指示している。議論内容と反省材料を踏まえ、メディア企業としてより進化して新たな一歩を踏み出したい
(全文は2011/06/17発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)