テレビ朝日の早河洋社長は5月31日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、このクールは月曜のバラエティ「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」、「TVタックル」、水曜の「ナニコレ珍百景」が平均12?13%台で安定した視聴率を獲っている。ドラマは「遺留捜査」が平均14%台のほか、「土曜ワイド劇場」も好調。ベルト番組では、「報道ステーション」も4月以降は13%台、「スーパーJチャンネル」は6週連続で同時間帯トップをキープ。先週は苦戦していた「そうだったのか!学べるニュース」、「Oh!どや顔サミット」、「ガリレオヒット脳研」の3つの番組が2桁に乗った。
一、4月はタイムが105・2%、スポット86・5%、トータル94・7%。5月はタイムが98%プラスマイナスアルファ、スポットが86%プラスマイナスアルファ、合計では92%プラスマイナスアルファということだ。5月は4月以上に厳しいセールスとなった。4月は震災前にセールスがほぼ目処がついていたが、5月は大部分の枠について震災後にセールスを始めており、広告市場がほとんど動いていない中で苦戦したということだ。6月はタイムが84%プラスマイナスアルファ、スポットが70%プラスマイナスアルファ、合わせて75%プラスマイナスアルファ。数字的には低くなっているが、まだ積みあがる余地は十分あると思っている。
一、7月?9月は電力の節減等があり、第2クールは不透明な状況だ。いまここで第2クールの見通し、つまり上半期全体の見通しを言うのは難しいと思う。
(全文は2011/06/03発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)